「話すことは口説くことです」口説くというと、対女性の場合のみと思ってしまいますが、「ビジネスの社会でも必須事項。口で説く、説得する、納得してもらうという意味ではまったく同じです」
話すことが苦手な人は、それだけでさまざまなチャンスをふいにしているのかもしれません。
「人は自分が話したい人の話を聞くし、話したくない人の話は聞きません」
確かに、自分が嫌だなと思いながら話していれば、相手にもそのオーラは伝わって、相手も聞く気を失ってしまいます。
それでは相手を説得できませんよね。まず大事なのは、話すことへの苦手意識を払拭して、常に自然体で話せるようになること。
「欧米では、子どもの頃から学校でディスカッションやディベートの授業があります。一方、日本では先生の言うことをよく聞いてと聞くことに重きをおいた教育をしますよね。これでは、話す機会は少なくなり、結果話すことが苦手になってしまっても無理はありません」
もともと日本では、男は多くを語らずを良しとする文化があるものの、話下手の要因のひとつかもしれません。まずは意識を変えること。話すことを好きになることからスタートしたほうが良いようです。
「大前提として、見た目を整えることは大事ですね。人は見た目で9割を判断するとも言われていますが、見た目をきちんとすれば自分にも自信がつきます。日本人は見た目に気を遣っている人は多いのに、何故か自信がなさそうに振る舞う人が多いような気がします」
一対一の会話はもちろんのこと、会議やプレゼンでも相手を見ることは大事。原稿や資料ばかりに気を取られ、聞く人の顔を見ない人は意外と多い。
「会議やプレゼンで発表する場合は、原稿を読まないことです。地図って丸ごと全部覚えないですよね。ポイントだけ覚えます。それと一緒で、道筋さえ頭に入っていたら、一言一句覚えたり読んだりする必要はないのです。目的は、人に話を聞いてもらうこと。相手に伝えること。相手の反応を見ないと、話が伝わっているかどうか分からないですよね」
そして話すことにはリズムが大事。テンポのいい話には自然と引き込まれるものです。
「リズムを良くするためには一文を短くすることです。長くなるとリズムが悪くなりますし、分かりにくい。結局、何がいいたいの?と思われてしまいます。不要な敬語もおすすめできませんね。回りくどくなって、やはり話を分かりにくくしてしまいます」
最後に女性と話す場合に気をつけることは?
「日本は、横に並んで一緒に月を見ながら話すのがロマンチックだという文化がありますが、ぜひ横並びではなく、目を見て話してほしい。そして、ストレートに簡潔に話すこと。回りくどい説明をダラダラ話すと相手も退屈してしまいます。話を聞くときには、それで?とかそうなんだといった相槌を打つこと。会話はまさにキャッチボールです。テンポよく会話が続くようになれば、相手との距離はぐっと近くなりますよ」
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