【ほ】「本物の愛情とは・・・?」

「ほ」

「激しく求め合うのが愛情でしょ?」そういった価値観が当たり前になると、自分のことだけではなく、相手のことも苦しめることになります。相手を見守る穏やかな愛ではなく、自分のために相手を支配し、コントロールしようとしてしまうからです。

・「自分以外の女性に優しくしないで」

・「私のことが好きなら、私を幸せにしてよ」

・「友だちより私との時間を優先して」

などなど、愛を理由に彼を束縛し、自由を奪う行為は愛情ではありません。「それだけ好きってことでしょ!」なんて思うかもしれませんが、それは彼を好きなのではなく、自分を好きなだけなのです。愛情ではなく自己愛。「彼を自由にしたら、私のもとから去ってしまう」という恐れが、執着の原因なのです。そもそも、彼はあなたのモノではありません。あなたのために生まれてきたわけでもありません。彼には彼の人生があり、あなたにはあなたの人生がある。そういった事実を寂しいと思わずに、事実として受け入れましょう。彼はあなたの恋人ではあるけれど、あなたを一生好きでいなければいけないという義務はないのです。それでも今、あなたのことを好きでいて、一緒にいてくれる。それがどれだけありがたく、愛おしいことなのか。自分の欲求よりも相手を思いやる気持ちをもち、初めて本当の愛情を育むことができるのです。本当の愛情をもった女性とは、恋愛に対して以下のように向き合っています。

1: どうすれば彼にとって幸せなのか

「どうしたら彼はもっと自分のことを好きになってくれるのだろう」という自分主体の考え方ではなく、「彼の幸せのために、自分は何ができるのだろう」と考えるのが、本当の愛情を持った女性です。愛されるために尽くしているわけではないので、見返りを求めることもありません。

2: 私を大切にしてくれる人はたくさんいる。彼もそのひとり

執着心を持たないためには、彼に依存しすぎず、平常心を保つことです。そのためには、「彼しかいない」という思い込みを捨てましょう。自分に価値がある事を知っている人は、依存的な恋愛はしません。まずは自分をしっかりもち、彼を思いやることが、本当の愛情を育てる第一歩となるはずです。