女性の婚活について

現代の結婚事情

以前は、結婚して一人前、結婚するのが当たり前といったような社会的な圧力がありましたが、それが弱まるとともに、結婚が家や親のためでもない個人を中心に据えたものへ変化する中で、結婚は人生の選択肢の一つとして捉えられるようになっています。結婚するかしないかについての自由度は高まっていると言えるでしょう。それを表す統計データが厚生労働省から発表されています。

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しかし次のデータから、いわゆる結婚適齢期の人たちが結婚を望んでいるということが見て取れます。「いずれは結婚しようと考える未婚者の割合」は、1982(昭和57)年と比較すると男性は9.6ポイント、女性は4.8ポイント減少しているものの、9割弱で推移しており、依然として高い水準にあり、結婚願望は決して低いわけではないことがわかります。

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独身の理由

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25~34歳の年齢層で、「適当な相手にめぐり合わない」を中心に「結婚できない理由」の重心が重くなりますが、「結婚しない理由」のうち「まだ必要性を感じない」の割合も依然として多く、社会としての結婚観の変化も影響していると考えられます。
35~39歳の年齢層になると、さらに「結婚できない理由」へ重心が移り、「適当な相手にめぐり会わない」の割合が他の理由を大きく引き離しています。
本人の努力や気持ちの変化にのみ期待するばかりでは、この現状を打破することは難しく、周囲の様々な支援によって結婚に至るケースも多くあると考えられます。
かつては男女交際があまり活発ではないものの、ある程度の年齢となると職場や親戚の斡旋によって結婚相手の候補となる異性に出会える機会(お見合い)が多くありました。他方、現在では男女の交際機会の増大や自由化により、個人のコミュニケーション力に依るところが大きくなっており、結果として異性の友人すなわち結婚相手の候補がいない男女が増加しているものと考えられます。つまり、個人での婚活には現状すでに限界がきており、結婚相談所のような仕組みを利用することは、なにも不自然なことではなく、むしろ自然な流れであると言えるでしょう。

何が不安?

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異性と交際する上での不安について男女で比較してみると、男女とも「自分の魅力のなさ」「出会いの場所がわからない」が上位を占めています。このほか、男性では「どう声をかけてよいかわからない」といった交際の始め方に関わるものの割合が高く、女性では「自分が恋愛感情を抱けるか不安」が上位にきていることが特徴的です。
自分は相手に好かれるだろうか?自分には魅力があるのだろうか?この疑問をいくら自分の中で繰り返した所でその答えを見つけることはなかなか難しいでしょう。そういう悩みもカウンセラーに話すことにより、ひとつひとつ心のわだかまりが取れていき、結婚に向けた前向きな気持ちにもっていくことができるでしょう。

なぜ結婚するのか?

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戦前であれば家規範と「生活維持」欲求が、高度経済成長期であれば夫婦家族志向と「生活向上」欲求が、社会において結婚への動機として機能していました。一方で、個を尊重する理念と多様な生き方の可能性は、結婚への特定の動機を生み出さず、むしろ多様な「生活選好」欲求が浸透することになってきています。
このように考えると、現在においては、結婚行動として現れている晩婚が適齢ということではなく、結婚適齢期そのものが消滅しつつあるのかもしれません。
つまり、年齢に関係なく少しでも結婚したいと思えたとき、その時がその人にとっての結婚適齢期と言えるのではないでしょうか。

女性は心を大切にする傾向が顕著に見られ、出会った相手に対して恋愛感情を抱けるのかを不安に思うため積極的になれないという、出会い自体に対して不安を抱いている特徴があるようです。
当社のような結婚相談所を利用しての出会いであれば、そんな不安を抱えたままでご紹介することはありません。事前にご相談者様の心を解きほぐし、出会いを迎える心の準備を万全にしてご紹介致しますので、せっかくの良い出会いを逸してしまうこともありません。

参考資料:平成25年版 厚生労働白書

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