【A】「ハートのACEを探せ!」

「A」

ハートのACEとはつまり、最高の恋ができる相手であり、結婚相手であり、人生のパートナーだといえます。前世からのつながりを持つ魂の恋人、なんて言い方をする人もいるようですが、結局のところ、「この人と結ばれれば幸せ決定!」という特別な存在なんですね。また、そんな人と巡り会えたらとにかく安心できますし、人生は一気に明るく楽しいものになるに違いありません。誰だって運命の人と結ばれたいでしょう。ええ、地球上にいる何億、何十億という途方もない数の異性の中から、たった一人の人を選び出せるのであれば、間違いなく運命の人を選別することは、まさに奇跡なのです。けれど、女性であれば、その奇跡は以外と簡単に起こせるかもしれません。女ならではの「勘」を頼りに、「ハートのACE」を探し出せるのです。最近では不妊が深刻な問題になってはいますが、生物学的観点から述べると、女性の使命とは「子供を産むこと」です。男性には妊娠も出産もできず、種の保存の手助けはできても、赤ちゃんを産み出すことは女性にしかできません。そして、女性が恋愛感情を抱く原点には、「この人の子供が欲しい」という本能的な欲求が必ず存在します。現代社会においては、子供を作らないことを前提に結婚するカップルもいるでしょうが、夫となる男性を選ぶ段階で、女性は本能に刻まれた種の保存の使命を手掛かりにするのです。顕在意識では、「カッコいい」「頼りがいがあって、優しい」「この人となら、一生一緒にいたい」といった自覚を持つことになりますが、無意識では子供を作るための最高のパートナーをキチンと嗅ぎ分けているでしょう。ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーが、ブラッド・ピットを生涯のパートナーに選んだ理由として、「この人の子供が欲しいと思ったから」と述べたのは、結構有名な話です。またそれこそが、女性だけが持つ、運命の人の見分け方なんですね。オンナとしての原始的欲求に素直に従えば、最高の恋人、そして夫選びに失敗しないと言えます。実際にアンジェリーナ・ジョリーは結婚するまで、子供にはほとんど興味がなかったといいます。ブラッド・ピットと出会い、女性として生まれた使命を気づかされて、「この人しかいない」と確信したのでしょう。そして、この夫婦が実子3人、養子3人というたくさんの子供達に囲まれ、大きな幸せに包まれていることは、世界の誰もが知ることです。ここで述べておきたいのは、実際に子供を産むかどうかではなく、「この人の子供が欲しい」と思うかどうか。運命の人とは、人生のパートナーとして結婚することになるケースがほとんどですが、そこで重要なのは恋をするときのドキドキ感ではないのです。家族として一緒にいて安心できることが、幸せな結婚には大事でしょう。そのため、出会った瞬間に恋に落ちるような超イケメンよりも、ぼんやりとでも「この人と夫婦になれたらいいな。そして子供もいたら素敵な家族になれそうだな」と思える男性の方が、運命の人である可能性は高いのです。