「Black humor(ブラック ユーモア)!」

「B」

「ブラックユーモア」は、ある対象を攻撃するために、「笑い」と「皮肉」を意図的に交えて作られた言葉です。「相手を打ち負かしたい」、「相手より優位に立ちたい」という心理状態になった人間が、優越感に浸るためにブラックユーモアを口に出すことが多いようです。ブラックユーモアは「笑えるが後味の悪い・背筋が凍るようなジョーク」のことを指します。いわゆる「ブラックジョーク」と同じ意味を持っており、相手を笑わせる冗談の中に、タブーの要素を取り入れているのが特徴です。

「悪趣味ジョーク」とも言われています。1935年、文学者である「アンドレ・ブルトン」がこれらの要素を持つ言葉をブラックユーモアとして定義したのが始まりです。ブラックユーモアは一歩間違えれば、世間から強い反感を買う言葉でもあります。たとえば、2011年3月、日本では東日本大震災が起こりました。このことに関し、アメリカのコメディアンが、不適切なジョークを吐いたことが話題になりました。当時、某保険会社のテレビCMでアヒルの声を担当していた「ギルバート・ゴツトフリード」が、「日本では海に行かなくても波がやってくるからサーフィンが楽しめる」という風な言葉をツイッターに投稿しました。これが世界中から強い批判を呼び、ギルバートはCM契約を解除されています。ブラックユーモアは「笑い」と「タブー」が共存していることが絶対条件であり、被災した日本の立場としては、彼のジョークは笑うことができません。その後、ギルバートのつぶやきに対するコメントを投稿する人が現れました。「ギルバートは黙っていても休暇がやってくる、さすがだね」という内容のコメントは、ユーモアと皮肉を兼ね備えた素晴らしいブラックユーモアとして、インターネット上で話題となりました。ブラックユーモアを題材とした書籍に、「悪魔の辞典」というものがあります。アメリカの新聞記者、「アンブロース・ビアス」が連載していたコラムを書籍化したもので、皮肉・ブラックユーモアの大百科と言われています。同時に、「人生観に悪影響を及ぼす可能性がある」として、「10代が読むべきでない書籍」として知られています。人生に深い絶望感を抱いていたアンブロースが残した悪魔の辞典は、発売から100年たった今でも、多くのファンがいます。

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