悪口を言う人ほど「不幸」になる!!


恋愛リアリティ番組『テラスハウス』に出演中だった女子プロレスラーの木村花さんが自殺しました。

ネット上での過激な誹謗中傷が原因と言われています。

この事件以降、今まで野放し状態であったネット上での誹謗中傷に対して、もっと厳しく取り締まるべきだと言う声が増えています。

なぜ人は、悪口、誹謗中傷が好きなのでしょうか?明らかに相手に精神的なダメージを与える行為なのに、どうしてやめられないのでしょうか?

「悪口を言う人」の心理

アメリカの心理学者であるレオン・フェスティンガーの言葉にもあるように、人間はついつい他人と自分を比較してしまう生き物です。

特に日本人の場合、集団での和を乱さないためにも、他人の顔色をうかがう、他人の行動や言葉に目を光らせ、自分と比べるなどの傾向が強いと言えます。

コロナウィルスの流行に伴ってあらわれた、「自粛警察」と呼ばれる人たちも、自分は自粛のルールを守っているのに、それを守ろうとしない奴がいるという怒りが行動の元になっている。

つまり、「他人と比較してしまう心理」が原因にあるわけです。

人間は、他人と自分を比べた時に自分が優れていると「優越感」を抱きます。その逆に、自分が劣っていると感じた時に「劣等感」を抱きます。

劣等感は強烈なネガティヴ感情なので、それをなんとか払拭したいという衝動に駆られます。

それを、悪口や誹謗中傷という形で発露したくなるのです。

悪口や誹謗中傷を言うことで、相手をおとしめることができます。

自分対相手との比較において、相手を引きずり下ろすことによって、自分の価値を相対的に高めることができる。

それによって、内なる劣等感を緩和しようという心理が働いてしまうのです。

悪口は「依存症」である

一方で、悪口が好きな人はなぜそれをやめられないか?それは「悪口は依存症である」と考えると、非常に腑に落ちます。

誰かの悪口を言うと、やる気や快楽に関与するホルモン「ドーパミン」が放出されます。

ドーパミンが出ると楽しい気分になります。だから、悪口を言うことは基本的に楽しいことなのです。

しかし、ドーパミンは欲張りな脳内物質でもあり、一度放出されると「より大きな刺激」を求めるようになります。

つまり、悪口の回数を増やしたり、より過激な悪口を言わないと、新たにドーパミンが出ず、楽しい気分になれなくなってしまうのです。

結果、悪口を言うことが癖になって、なかなかそれを改善しづらい状態に陥ります。

悪口を言えば言うほど深みにはまってしまう。これはアルコール依存症や、薬物依存症と同じ原理です。かくして「悪口は依存症」といっても、遜色ないのです。

気にいらない相手をおとしめるのではなく、自分を高めることによって、相手と自分のギャップを埋めればいいのです。

自分の些細な成功を独り言でいいので、褒めてみる。褒めるのが無理なら、ネガティヴをポジティブに置き換えるだけでもいいでしょう。

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