初詣!!!

新年に神社やお寺に参拝する行事を「初詣」と言いますが、日本人にとって当たり前の風習です。

しかし、実は時代とともに大きく変化してきた文化で、現在の形式が定着してからそこまで経っていません。

初詣の言葉の定義としては、「年が明けてから初めて神社やお寺へのお参り」を指します。

初詣へ行くと、神様に感謝を捧げ願い事をしたり、絵馬に願いを書いたり、お守りを買ったりします。

つまり、初詣は旧年の感謝を捧げるとともに、新年が良い年になるように願掛けを社寺の神様に行うための行事です。

ただ、お正月には正月飾りを飾ったりお雑煮を食べたりしますが、これらの正月行事も初詣と同様に神様への感謝を捧げて新年の願掛けをするためのものです。

家で行う正月行事と初詣は何が違うのか、家で行うのなら初詣に行く必要はないのではないか?このように思う人も多いのではないでしょうか。

実は、正月飾りに宿るとされる神様は歳神様であるのに対し、社寺の神様は氏神様なので、両者は異なる神様なのでそれぞれ違った意味合いがあるとされているのです。

歳神様:正月に各家に毎年やってくる神様。先祖の霊とみなされることもある

氏神様:同じ地域に住む人々によって共同で祀られる神様

『除夜詣』と『元日詣』が行われていたのが、元日詣だけ風習が残り、さらに恵方に限らず「有名な社寺に自由に参拝する」というのが一般的になりました。

『初詣』という言葉が使われるようになったのは大正時代になってからですが、恵方参りの風習が薄れてきたのは大正時代末期です。

風習の変化は「鉄道による交通の便が改善したこと」、そして「各鉄道会社の宣伝合戦によるもの」が挙げられます。

交通の便が良くなったことで近くの恵方の社寺だけでなく、恵方にある有名な社寺に容易に参拝できるようになりました。

しかし毎年正月になると各社がおのおのの沿線の神社仏閣を恵方であると宣伝したため、やがて恵方参りの本来の意味が埋没してしまい人々は自由に社寺を参拝するようになったのです。

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