終活のための「結婚」!!

「終活」の一環として婚活を行なう方がいらっしゃることはご存知でしょうか?

自身の最期を想定してどう生きていくかを考え準備を行う終活と今後の人生の伴侶を探す婚活、相反する活動のように思われるかもしれませんが、現在の日本の少子高齢化と長寿化といった状況を考えると、老後を共に過ごすパートナーを探すことは不自然なことではありません。

まず、改めて終活について説明します。

終活とは、「今までの人生を振り返り、自分らしく人生を終えるために準備をすること」「いざという時のために家族の負担を減らすために準備をすること」です。

「終活」と聞くと、「人生の最期を迎える準備とは縁起が悪い」というようなネガティヴな印象を受けるかもしれませんが、終活で自身の人生を振り返り、整理することによってこれからの人生をすっきりとした気持ちで過ごす方が多いのです。

また、終活によってやりたかったことや自身の夢を再確認し、新たな目標に向かっていく方もいらっしゃいます。

終活はシニア世代だけではなく30代でも取り組んでいらっしゃる方もいます。終活は前向きな活動であるとご理解ください。

終活が一般的になったのは、いわゆる「団塊の世代」が定年退職を迎えてこれからの人生に向き合うことになったことに加え、日本で少子高齢化が進み、人生の最後を迎えるにあたり若い世代を頼ることが難しくなったことが背景にあります。

では、現在増えている終活のための結婚を行う方はどのような目的でされるのでしょうか?

理由は「ひとり暮らし世帯の増加」と「中高年世代の未婚者、配偶者の死別・離別の増加」です。

未婚者やパートナーと離別・死別された40〜70代の世代の方の中で婚活を行なっている方が増えています。

通常、結婚の目的は生活の安定を求める、二人で充実した時間を共有する、信頼できるパートナーと人生を共にすることが挙げられます。

ただ、上記の年代の方の結婚の目的には、「一人で人生の最期を迎えたくない」「介護が必要になったときにどうするか」「これからの人生の後半を寄り添って生きていける人と一緒になりたい」とお考えの方は多いのではないでしょうか。

このような目的で行う活動は立派な「終活」であり、終活と結婚を併せて行うことは「終活婚」と言われています。

終活を共に行うパートナーはお互いのことをしっかりと理解し、お互いの問題をシェアできる方でないといけません。

若い世代とは異なり、中高年やシニア世代は豊富な人生経験があり抱えている問題も様々です。

若い世代にはない問題を抱えている方も多いでしょう。例えば、「親や家族の介護」「子供や親族の同意」「遺産相続」などです。

これらの課題は事前に明確にせず結婚後や死後に発覚すると必ず一悶着が起きます。

真剣にお付き合いをしたい方には抱えている問題がどのようなものかを認識してもらい信頼関係を構築し、その上でお付き合いできるかどうかを判断しましょう。

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